1. Back to Index Page
紙切包丁







紙切包丁

date. May 2012
project No. 00049
category. Object Design Works

堺打刃物、大阪浪華錫器と大阪唐木指物の品格を合わせ持つ最高級ペーパーナイフ

経済産業大臣指定伝統的工芸品「堺打刃物」と同じ工程で作るペーパーナイフ。堺打刃物の伝統工芸士の研ぎ師、森本刃物製作所から依頼を受けてデザインした。
打刃物の部位は和包丁の仕上と同じように、筋目が入った一般的な仕上げから鏡面、黒染、墨流しの4種の仕上げを職人からご提案頂いた。これらの鉄の肌を加工する技術は伝統的な和包丁の仕上げとして堺打刃物に根付いている仕上げ方法である。高度な鍛造技術で打った刃物を堺打刃物の研ぎ師が手で研ぐ製造工程を初めて拝見した際、ごつごつした鉄の塊から美しい打刃物へとその姿を変える様に凍り付くような神秘性を感じた。その美しさ自体を机の上で手の中に納めること、刃物部分はそれだけで充分に成立するように思えた。課題としたのは、柄と卓上で刃物を納める方法である。

ペーパーナイフとしての卓上の所作を考えると刃物は小さくなったが、それに合わせる柄は打刃物の美しさを邪魔しない、簡明さを心掛けた。まず、細くするために柄の素材は硬度があり木材の中でも最高級である唐木(紫檀)とし、中に真鍮の芯を通して強度を確保している。当然に細くすると軽くなってしまうが、手に馴染む重さを作るために柄の胴巻きに比重の重い錫を使い、全体の重心をちょうど親指を沿える錫部分付近に置いた。本来なら刃に入れる紋は、その柔らかい錫部に打つことを提案している。
またペーパーナイフとしては刃が鋭いため、安全に配慮して卓上でも転がらずに置き易く、取り上げ易い三角形断面の柄を提案している。三角形の形は刃の方向を手の中で感じられることも期待している。さらに持ち易くするために面取りを大きめに設定し、結果として変形した六角形断面となった。
素材の錫は、伝統的工芸品「大阪浪華錫器」、唐木は同じく「大阪唐木指物」の伝統工芸士にご協力を頂いて実現している。堺打刃物の技術というよりは、これらの3つの伝統工芸が組合わさる商品となっている。
台は、変形六角形断面の形状を受け止める形として透明度の高いアクリル樹脂を提案し、設置すると本体が卓上に浮き上がる状態を提案している。

ご購入は森本刃物製作所まで
http://www.morimotohamono.com/ja/paper...

project title
紙切包丁
date
May 2012
project No.
00049
program
object design, package design
design
乾 陽亮
manufacturing
森本刃物製作所 http://www.morimotohamono.com/
photo
梅田彩華(梅田彩華写真事務所) http://www.umephoto.net/
client
森本刃物製作所
URL
http://www.morimotohamono.com/ja/paper...
project
堺市「堺発!売れる名品づくり」支援対象事業

PROJECT INFO

#00049

紙切包丁

date
Apr 2012
client
森本刃物製作所
URL
http://www.morimotohamono.com/ja/paper...
LINKS TO WORKS :