伝統と革新、という相克の2つのイデアをテーマにした茶会。当代真葛窯の宮川香齋作、そのご子息である宮川真一作の2つ茶碗がひとつの茶会で用いられる。その対立と方向性を表紙1枚にどのように表現するかをテーマにしている。左右に相対して置かれた茶碗、─当然上位となる左は当代作であるが─ その2つの「間」に茶会のタイトルを配している。やや見切れるように置いたのは、絵付けを大きく見せる意図もあったが、なにより「伝統」と「革新」、それぞれのイデアが画面外に無限に伸延していくような奥行きを持たせるためである。