

170年続く老舗のロゴ。
昔の家紋の扱いを見ているとそれほど厳密に形を決められていたわけではなく、着物や石、木彫などその素材を扱う職人におそらく依存していました。つまりデータで扱う現代とは違って、多少のカタチの揺らぎは許容されていたようです。長年に渡って活動されている老舗のロゴの形がバラバラであることは珍しいことではありません。塩五のロゴも確認できただけで数種類のカタチがあり、現代的な感性に合わせて統一を図るためにリ・デザインしました。
塩五「SHI O GO」は地元で「SHO GO」と呼ばれており、その音から「正・五」の漢字を当て図形化した紋だそうです。その要素は変えずに、再構築することにしました。ほとんどの紋で「正」の字は楷書で書かれており、印象が強かったため「正」の字の扱いは崩さないことにしました。書体がバラバラで細かい点が見えなかったため、中国の経典から力強い「正」の字を選び直して、それを写しています。周りを囲う「五」の字は、角度を45度に固定し、直交させて現代的な幾何として楷書体との対比を生み出しています。