







2026年9月に日本橋三越本店で開催された「襲名記念 真葛 七代 宮川香齋 茶陶展」の34作品を掲載した計40ページの展覧会図録です。海外顧客にも配布するため日英併記とし、表紙にMAKUZUと大きく配置して目を引く象徴としました。この縦に大きく記載したMAKUZUの文字は、DMや封筒などの他のツールにも記載し、展覧会に共通するアイデンティティにもなっています。
掲載している作品の写真は、形や文様を出すことはもちろん、作品の質感と奥行きを感じさせるようにして撮影してもらい、背景を注意深く揃えて作品そのものに自然と注目するように仕立てています。ただ、その写真を表紙にそのまま使うことは面白みがないため、この展覧会の意図にそった象徴的な作品を選び、浅いピントで自由に撮影していただいて、その写真を使いこなすことで表紙にしています。
表紙に象徴的な作品の写真を使っていますが、その作品が掲載されているページは後半に差し掛かるあたりにし、ページを巡るシークエンスの盛り上がりをやや後半に置くことを意図しました。展覧会図録に掲載する作品の1番目は気合いが入っていることは当然ですが、この図録では掲載されている全ての作品が熱量をもって作陶されていることをページ構成で生み出そうとしています。