CHOCOSHI(ちょこし)シリーズは、粟おこしの老舗「粟新(あわしん)」の香煎(こうせん)と呼ばれる煎ったお米にチョコレートを掛けた冬季限定のお菓子。粟新では香煎から自作されており、香ばしさと軽く弾ける食感は抜きん出ている。
粟新のデザイン・テーマは変わらず南蛮文化である。今回このチョコレート菓子のパッケージを依頼されるにあたって、和の中で生まれた洋風をモチーフに展開することを考え「南蛮七宝」と呼ばれる文様を選択した。江戸時代に日本人の手で生み出された文様であるが、その名の通り南蛮文化を想起しながら描かれた文様である。その様相がCHOCOSHIにちょうど当てはまるように期待した。
同じように「わたぼうし」というメレンゲにピーナッツを加えたマカロンも和菓子の老舗がつくった洋菓子として、「南蛮七宝」と同じ物語性に乗せている。