乾陽亮設計事務所のデザイン NewsLetter #23

Watch Case KAI

日本が誇る伝統工芸の技術がつくる最高級の時計ケース

Watch Case KAI

Watch Case KAI

彦根仏壇の荘厳な輝き。その工芸品質が時計ケースになりました。妥協のない素材と職人の精緻な技が、こだわりの時計を引き立てます。
時計ケース“KAI”は、日本が誇る伝統工芸の技術がつくる最高級の工芸品です。
四方を厚い銘木で囲い、中央に真鍮の水平ラインを象嵌して結界にし、上部は熱線と紫外線をカットするグレーのガラスで覆いました。
精緻な木工技術と塗装技術が内部にひとつの世界を生み出します。



IMG: 四方を囲う天然木

四方を囲う天然木

四方は無垢の15mmの厚い天然木ウォルナットで囲っています。
中央には溝を切って天然木の分厚さを感じさせると同時に、結界として水平ラインを真鍮を象嵌してアクセントを作っています。
なお、木材はカスタムオーダーを受け付けており、唐木、海外銘木、漆塗り、蒔絵、金箔仕上げなど、特注品にも対応しています。


IMG: 時計を保護するグレーペーンガラス

時計を保護するグレーペーンガラス

トップは微量の金属成分を含んで着色されたライトグレーの着色ガラス。
グレーペーンガラスは熱線を58%カット、紫外線を77%カットし、内部の時計を守ります。


IMG: 引き出しタイプ

引き出しタイプ

時計ケースとしては珍しい引き出しタイプ。より精度が求められる高い木工技術により可能となりました。
鍵付きで、鍵を含むすべての金物等は非磁性素材で作成し、時計が帯磁することを極力避けています。


IMG: 躯体と外装の建築的構造

躯体と外装の建築的構造

内側に見える本体の黒い躯体が引き出しなどの構造を支え、四方の木はガラスを含めて囲う役割。製造手順と機能に沿って構造的に役割で部材を切り分けてます。
躯体の天部、グレーペーンのガラスの下に伝統的な加飾である錺金具を添えています。


IMG: 5スロットの抽斗

5スロットの抽斗

スロットは5つ。特注として10点までのスロットに対応しています。
専用クッション付きで余裕のある55 × 90mmのサイズ。引出しは3段スライドレールにより、全て引き出せます。


Watch Case KAI DATA
Material: 天然木ウォルナット(ウレタン塗装)、ヒバ、MDF、真鍮、ガラス(グレーペーン)、人工皮革スエード、非磁性金物
Size: W395 × H128 × D138mm
Weight: 3,800g
Design: 乾 陽亮
Photo: 大野 博
 
販売価格:¥363,000(税込)
 
ご購入、仕入れなどのご相談は「株式会社井上」まで。

 
製造・販売:株式会社井上
〒522-0031 滋賀県彦根市芹中町50番地
TEL.0749-22-1587
Email 
URL https://www.crafts-inoue.com


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